発芽玄米というものが俄然脚光を浴びだしているようですね。これも世間のダイエットブームによるものですか。子供の頃玄米といえば脚気という病気にはこれを食べなければいけないと親達が言っていたのを思い出します。
発芽玄米とはどんなものでしょうか。発芽玄米は玄米を32℃前後のぬるま湯に丸一日つけて、少しだけ芽を出させたものでそこから「発芽した玄米」と言われているようです。玄米を発芽させることで、硬い皮(ぬか)の部分が柔らかくなりね炊きやすくて食べやすいお米になるそうです。
昔から「白米より玄米の方が健康によい」と言われてきましたが、どうしても真っ白な銀シャリの魅力には勝てなくて、実際に玄米食を実行している人はあまり多くないようです。ところが玄米を発芽させてみると、普通の家庭用炊飯器で白米と同じように炊くことができ、炊き上がりもふっくらとして柔らかくて食しても美味しくなることが発見されたようです。その上に白米と同じように炊けるので、発芽玄米と白米とを好みの割合で混ぜて炊くこともでき、食べやすいように炊けるようです。
植物の種は発芽する時、新しい体を作り育てるために必要な栄養素は自分で用意すると言われています。従って発芽する時の種は、最高の栄養素を含んだ状態にあるようです。玄米もイネという植物の種ですから同様の状態を発生させます。すなわちそれまで玄米の中で眠っていたいろいろな酵素が一斉に活動しはじめ、栄養成分をどんどん変化させていくようです。アミノ酸、ギャバが増加して玄米の中では互いに結合して、吸収しにくいミネラルとフィチン酸(IP6)の結合が離れて両方とも吸収しやすくなるそうです。この変化が食感や味にも大きな影響を与えるのです。 新芽が出やすいように玄米の皮が柔らかくなることででんぷんが分解されて糖分も増え、旨み成分のアミノ酸が増えるので甘みとおいしさが生まれてくるようです。
ただ気をつけなければいけないのは芽が伸びすぎることで、生長を始めた芽が栄養素を消費してしまうために栄養価が下がりすぎることだそうです。最も栄養価の高いのは、芽が皮を突き破って出てきた時で、0.5〜1ミリぐらい発芽した時と言われているようです。発芽玄米の作り方での一番のポイントは、玄米を漬けているお湯の温度を保つことだそうです。
発芽玄米がこれほどまでに最近重要視され出したのは、やはりそのダイエット効果にあると言われています。まず基礎代謝量を高めることです。基礎代謝量とは、人間が動かないでいても呼吸や内蔵の動きによって自動的に消費されるカロリーのことだそうです。次にストレスを抑えるといわれています。ダイエットをするには少なくとも我慢が必要になりますが、これはストレスにつながってきます。このストレスを抑えてくれるのが発芽玄米に多く含まれるギャバだそうです。このギャバは脳の緊張をほぐし精神状態を安定させてくれるのでイライラを抑えるからだそうです。また中性脂肪の減少にも役立つようです。発芽玄米は血液中の中性脂肪の増加を抑える効果があるようです。
その他ダイエットに欠かせないものに食物繊維を摂ることですが、食物繊維の一番の効果は便秘の解消です。また腹持ちのよいのも発芽玄米の特徴ですが、それは玄米や発芽玄米は白米やパスタに比べ歯ごたえがある分自然とよく噛むようになり、脳の満腹中枢が満腹感を発して食欲を抑えるようです。最後に玄米よりも白米と同じように炊けて玄米ほどの硬さが感じられない分食べやすいと言われています。 いまやダイエットブームですがぜひこの発芽玄米をもっと食生活に導入し普及していってもらいたいものです。